みなさんフィリピンのクリスマス事情をご存知ですか?一年中暑い国だから、クリスマスはあまり盛り上がらないイメージですか?
いいえ、そんなことはありません!キリスト教徒が多いフィリピンでは、クリスマスは非常に重要視されています。
9月からクリスマスムード!?
フィリピンのクリスマスシーズンは世界で一番長いと言われています!
フィリピンでは、9月~12月の期間「September」「October」「November」のことをまとめて「バーマンス(Ber months)」と呼び、9月頃からクリスマスの準備が始まります。
実際には、8月末の時点で、ショッピングモール内では、クリスマスソングが流れているということも珍しくありません。
そして、10月にはショピングモール内に大きなクリスマスツリーが出現するなど、より準備が本格的になっていきます。
そして、ハロウィンが終わるとすぐにスーパーの店員さんがクリスマスの装いを始めるなど、完璧なクリスマスの到来です。
日本では、恋人と出かけたりすることが多いクリスマスですが、キリスト教徒の多いフィリピンでは、宗教的な側面も強く、12月16日から25日の9日間は、教会で行われる「シンバングガビ」と呼ばれるミサに通い、キリストの生誕を祝うのがフィリピン人の慣習です。
また、クリスマスはフィリピン人にとって大切な祝日ですので、レストラン等も休業することが多くなります。お出かけの際は注意しましょう。
語学学校のクリスマスは休み??
クリスマスはフィリピン人にとって大切な祝日であるため、多くの語学学校では授業が行われないことに注意してください。私の通っていた学校では12月の24日と25日がクリスマス休暇で、12月30日と31日は年末休暇があったので、年末はほとんど授業がありません。
少し授業をお休みして、このタイミングで長期休暇をとって母国に帰る人も多いです。
語学学校での授業を一日でも多く受けたい方は、クリスマス&年末休暇と重ならない時期に語学留学をすることを検討しましょう。
留学生は授業のないクリスマスをどう過ごす??
先述のように、年末の休暇と合わせて、母国に帰国する学生も少なくありません。
フィリピンの語学学校で過ごす場合は、同じく学校に残っている友達とデリバリーをとってパーティーをしたり、外に飲みにいくのが一般的です。
留学生の中には、キリスト教徒の人もいるため、そのような人たちは教会に出かけたりもします。
日本と違い、暑い場所で過ごすクリスマスを楽しみましょう!
フィリピンのクリスマスは何を食べる??
『ノチェ・ブイナ』とは、スペイン語で「おやすみなさい」「神聖な夜」という意味があり、フィリピンでは、12月25日の夜に家族で楽しむ特別な食事のことを示します。
クリスマスに欠かせない伝統的な料理です。これは、スペイン語で「良い夜」を意味し、クリスマスイブの夜に家族が集まって食べる特別な食事のことを言います。
ノチェ・ブイナの定番料理はこちらです。
①レチョン
豚一匹を丸焼きにした料理。フィリピンの祝い事といえばレチョンが一番に思いつくぐらい、必ずといってよいほど、祝い事の際には登場します。
価格は丸焼きで15,000円程度で、フィリピン人の収入からすると、現地の人にとってレチョンは高級料理です。
留学などでフィリピンに来ている人は、屋台などで一人前の提供があるので、ぜひ食べてみてください。
②パンシット
長生きを願う意味を込め、特別な日に欠かせない麺料理です。
③ビビンカ
フィリピンの代表的なお菓子で、地域や家庭によって様々なレシピがあります。
米粉とココナッツミルクを主成分としたケーキです。
④プトブンボン/プート・ブンビン
竹筒にもち米を詰めて蒸したもので、マスコバドシュガーという茶色い砂糖をまぶして食べます。
フィリピンのクリスマスまとめ
私は最初にフィリピンに来た際に、9月でもクリスマスソングが流れていて驚きましたが、フィリピンにはクリスマスを盛大に祝う文化があることが理由だったんですね!
語学留学中にクリスマスを迎える留学生の方もいると思いますが、日本とは違うフィリピンのクリスマスの文化を楽しみましょう。
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