オーストラリアにワーキングホリデーで来る日本人が増えて、仕事が見つからない、日本人が炊き出しに並んでやっと生活をしているといった話を耳にしたことがある人は多いでしょう。
しかし、せっかくワーホリでオーストラリアで働く権利を持っているのだから、なるべく早く仕事を見つけて働きたいという方も多いのではないでしょうか?
そこで本日は、英語力そこそこの私が1週間で仕事を見つけた方法や、仕事探しのコツを解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
仕事探しを始める前に銀行口座の開設やTaxナンバーの取得などが必要です。仕事探しを始める前にこれらのことが完了しているか確認しておくことをオススメします。
シドニー仕事探しの現状
現在(2024年11月)の仕事探しの状況を私の周りにいる日本人に聞いてみましたが、私も含め、それほど苦労している印象はないです。仕事探しに苦労したという人でも、約1~2ヶ月程度で見つかっているようです。
しかし、人によってはなかなか仕事が見つからず、最低賃金以下で働いていたり、仕事は見つかったものの、希望する日数は入れていないという人は少なからずいます。
オーストラリア仕事探しの方法5選
私が実際に行った仕事探しの方法を紹介します。
JAMS.TV
JAMSとは、オーストラリアに住む日本人向けの生活情報サイトで、求人もほとんどが日本語で行われています。ジャパレスの募集が多く、英語力があまりない方でも応募可能なものが多いです。
メリット
・地図からの検索ができるので、地名がわからなくても場所がわかりやすい
・オンラインで応募することができる
デメリット
・返信が返ってこないことが多い
・ローカルのお店はほとんどない
レジュメ配り
ワーホリの定番といえば、レジュメ配りです。自分の気になるお店に直接レジュメを持ち込んで、自分をアピールします。ネットで応募したお店からの返信がない場合でも、直接レジュメを持ち込むと受け取ってもらえることも多いです。
私の周りの日本人でもレジュメを配って仕事が見つかったという話を一番よく聞きます。
メリット
・レジュメを見てもらえる可能性が高い
・その場で面接やトライアルをしてもらえる可能性がある
デメリット
・自分でお店に出向く手間がかかる
・ローカルのお店に渡しに行く場合、ある程度は英語力が必要
レジュメの書き方が分からない、レジュメの例を見たいという方は、こちらの記事にまとめたので参考にしてください。
Facebookでは、それぞれの州で求人のコミュニティーがあり、JAMSなどに掲載されていない情報を得ることができる場合もあります。ファームの求人も沢山あります。
友達作りやMeet upなどの情報収集にも役立ちますので、登録して損はありません。
メリット
・比較的返信の来る確率が高い
・競争率が他のサイトと比較すると低い
・基本的には日本語でやり取りが可能
デメリット
・詐欺の募集が多くある
お店のホームページ
私が実際に仕事が決まった方法はこちらです。
求人サイトに求人がない場合でも、お店のホームページから求人をしている場合があります。
自分の住んでいる地域にどのようなお店があるのか調べるついでに、お店のホームページを覗いてみると良いかもしれません。
メリット ・他の求人サイトを使っていないお店の場合、競争率が低い デメリット ・ホームページで求人が見つからないことも多い
友達の紹介
友達の紹介で仕事が決まる人も多いです。
特に語学学校では、友達が作りやすいので、仕事探しのために数週間だけでも語学学校に行くのも良いですね。
メリット
・人が足りていない時に紹介してもらえるので、受かりやすい
・友達と働くことができる
デメリット
・受からなかった時に気まずい
早く納得行く仕事に出会える!仕事探しのコツ
とにかく数を打つ
日本とは異なり、一つの求人に莫大な数の応募が来るのが、オーストラリアの特徴です。返信がこないこともよくありますし、面接やトライアルまで行っても落ちることも当たり前にあります。一つ面接やトライアルが決まっているからと、仕事探しを中断するのではなく、仕事が確定するまでは、色々な方法で仕事を探し続けることが重要です。
また、英語での面接やトライアルは、経験をするごとにうまくできるようになっていきます。まだあまり英語がうまく話せないからと、ジャパレスばかり応募したり、消極的になるのではなく、どんどんチャレンジしていきましょう!
面接やトライアルでお店に足を運ぶ機会がある場合は、早めに到着して周りのお店にレジュメを配ると効率的に仕事探しをすることができます。
私は約5日間で、レジュメ配り15件、オンラインでの応募20件、トライアル3件、面接5件をこなし、最終的に3件から合格という連絡が来て、その中の1つで働くことにしました。最初の2週間は語学学校も契約していたので、忙しい日も多かったですが、何よりも早く仕事を見つけることを意識していたので、面接やトライアルを提案されたら、授業よりも優先してそちらに行っていました。
経験を伝える
オーストラリアでの仕事探しは、即戦力として使えることが重要視されており、何よりも経験が大切です。
日本で居酒屋やレストラン、カフェで勤務していた経験などはとても強みになるでしょう。
ちなみに私は、アイスクリームショップでのアルバイト経験があり、アイスクリームショップにレジュメを配る際は、経験があることを伝えてレジュメを渡していました。そうするとその場でトライアルをさせてもらえたり、5件中3件は連絡が来るなど、レジュメ配りの成功率がとても高かったです。
レジュメを渡す際は、ただ渡すだけでは、どこかにポイっと置かれ、忘れさられてしまいます!自分の経験を添えて渡し、その場でレジュメに目を通してもらうことが重要です!
英語力を伸ばす
ローカルでもジャパレスでも英語力があるに越したことはありません。特にローカルでは、面接やトライアルも英語で行われますので、そこで受け答えがしっかりできないと採用には繋がりません。
しかし、面接やトライアルで使われる英語はある程度決まっているので、英語が苦手でもその分野だけをまずは対策することで飛躍的に伸ばすことができます!
特に英語での面接は、聞かれそうな内容をある程度覚えていって、答えられなかった部分を家に帰ってから振り返るということを何度か繰り返すと、面接で困ることがなくなります。
一回一回の面接に緊張しすぎるのではなく、落ちたとしても、次の面接に活かせると思って、何度でもトライするようにしましょう。
条件の悪い店は交渉するか、辞退する
オーストラリアで仕事探しに難航している日本人の状況を知っている現地の人の中には、情弱なワーホリ勢の足元をみて、最低賃金以下で労働させたり、トライアルと言って無賃金で数週間働かせたりすることもあるそうです。
せっかく世界一最低賃金の高いオーストラリアに来て働くのですから、ある程度は給料をもらえることを期待してオーストラリアに来たのではないでしょうか?自分の納得できない職場で働くのは時間の無駄になってしまします。
交渉で自分の納得できる価格まで給料を上げてもらえない場合は、その店は諦めて次の店を探すようにしていった方が効率的です。
しかし、日本でのアルバイト経験があまりなく、少し時給は低くても経験を積みたいという方は、ご自身が納得できるようでしたら、最低賃金以下で働いて、経験を積んでから転職するというのも手です。
ワーホリ仕事探しまとめ
ワーホリでなるべく早く良い仕事に出会うには、何よりも行動することが重要です。英語力を伸ばしてから、面接の対策をしっかりしてからと躊躇していると、チャンスをどんどん逃してしまいます。
また、早く仕事を見つけることばかりを意識しすぎて、向こうの言いなりになり最低賃金以下で働くことを承認してしまうと、自分が納得していない中働くことになってしまいますので、自分が納得する仕事に出会えるまでは、仕事探しを継続することをオススメします。
みなさまが素敵な仕事に出会えることを願っています。
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